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2005年 08月 22日
「レクサス トヨタの挑戦」という本を最近読みました。
トヨタは「総合力のトヨタ」とも言われ、純利益は1兆円を超え、来年2006年には米の新ビッグ3になる勢いがあります。 (日経夕刊 2005/8/22 3面) 8月30日から日本国内でもレクサスは販売を開始します。(参考 NikkeiNet車) アメリカで成功した高級車レクサスの日本逆上陸と軌を一にした本書は、日本の高級車市場におけるレクサスのこれからを期待させる内容となっていいます。 敢えて苦言を呈すれば、背景・未来の解説ボリュームが多く、広く浅くレクサスの動きを解説しているところでしょうか。それでもレクサス成功の秘密の基本的なところを通して判る点では優れていると思います。 本書は、レクサスの商品解説を行ったものではありません。また、トヨタの生産方式を解説したものでもありません。 レクサスの成功を時間軸とした、トヨタの歩みとレクサス成功のプロセスを人間ドラマとして見せているところに特徴があります。そして、それに呼応した日米欧の自動車業界を俯瞰できる作りとなっています。俯瞰できるような情報量なので、広く浅くといった印象もあります。 特に面白いのは、レクサスの日本展開の準備まで触れている点です。 アメリカでもレクサスを販売するのに、販売チャネルを敢えてもう1つ作る決断をしています。日本でも、同様にレクサスのための販売チャネルを構築しているようです。 特に注目すべきは、このように別チャネルで特別な商品を展開する際の人材教育です。 レクサスという特別な商品ラインナップ・ブランド理念を共有するために、例えば小笠原流礼法を学んだり、リッツカールトンで接客を学んだり、さらには「マインド改革」のための研修を施しています。 理念の共有のためにはコミュニケーションが必要ですが、コミュニケーションに多くを費やしていると見ることができます。 本書では、レクサスの開発プロセスに同時にトヨタの社風・手法が説明されています。ここで語られているのは、ビジネスの「基本」を「徹底的に」「慢心することなく改善を加えて」実施している姿です。そして、その基本にあるのが「人」であり、何かあるとすぐに話すといった「コミュニケーション」です。 人に焦点を当て、基本を徹底的に、かつ飽くことなき改善を加えられる社風がどのように培われたか非常に興味をひくところです。 「カンバン方式」「カイゼン」「横展」「感性に訴える匠の技」「源流対策」「yetの思想」トヨタやレクサスで語られるキーワード、テクニカルマターは多くあり、多くの会社でも行っていることもあるでしょう。ただ、トヨタがことさら強いのは、特別なテクニカルマターではなく基本を徹底的に実行できること、徹底的にできうる風土が作れたことだと感じました。 基本を徹底的に、そして改善を見習って、明日へとチャレンジします。
by tomoharu_hikoda
| 2005-08-22 22:52
| 本
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