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2010年 07月 06日
問題解決の考え方の枠組み、GROWモデルを説明しています。
今回は、ゴールを考える時の問いかけについて、 ゴール・目標への問いかけは、 XXについて 「どうなりたいですか?」 「どうなっていたら良いと思いますか?」 といった問いかけなどがあります。 ゴール・目標ですので、「未来の状態」について聞き始めることになります。 これだけですと、かなり『曖昧な答え』が返ってきます。 何が曖昧か? 時制(時間的位置)や内容などになります。 そして、答えが返ってきた場合は何らかの目標を語っています。 さて、目標には「最終目標」と「達成目標」という分け方があります。 とある問題などに対して最後にはこうなって欲しい、といいう目標と、 当面ここまでになって欲しい、という目標です。 返ってくる言葉が、おおよそ最終目標なのか、達成目標なのかは人や場合によって変わります。 ここで、問題の取り組みの上で最終的に今からの第一歩を導きたい時は、達成目標が明確になっている方が取り組み安いです。 さらに、最終目標が明確な方が良い達成目標を表現することができます 『曖昧な答え』はどう扱えば良いでしょうか。 明確にしてゆく、クリアに、曇りガラスを通して見えているものをクリアにしてゆきます。 明確さの方向性については、また次回以降に触れましょう。 まず、『曖昧な答え』に対して、 「それは、いつのことだと思いましたか?」などの問いで、時制を確認しましょう。 そして、その時制が、最終的である意識か、当面の意識かを確認してゆきましょう。 但し、当面の意識での時制とと達成目標の時制は同じとは限りません。 さらに、「最終目標」「達成目標」という分け方はあくまで問いかけ側の分類です。このまま問いの言葉とはなりません。 例えば、最終目標を問いかける場合は、 「最後にはどうだったらいいと思う?」(語尾は、親密度や個性で変えて下さい) (最後が捉えづらい場合は)「10年後は?」「プロジェクトが終わった時は?」 『曖昧な答え』から時制を確認できたとして、「最終目標」として明確にしてゆくのか「達成目標」と決めて進めるのかは話の流れによって変わります。 GROWを巡りながら、穴埋めパズルのように明確になってくる時がほとんどでしょう。 回答している人にとって抱えている問題が明確になる進め方が良い進め方です。 一つの方向性としては、曖昧すぎるところをある程度明確にする方が良いでしょう。 今回は、目標感、目標の時制まで説明しました。 出てきた回答を踏まえつつ、最終目標を固めるのが一つの方向性です。
by tomoharu_hikoda
| 2010-07-06 13:59
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