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2010年 02月 14日
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複雑系、複雑化、という単語を良く聞くようになりました。 複雑化と困難な問題は密接に絡んでいるようです。 例えば、 世界的な環境問題 環境問題の世界会議 世界金融の問題 インターネットの世界 マーケティング そして、日々の職場の活動においても、利害関係者が昔よりも多いなど、複雑さを増しています。 困難であったとしても、目の前の問題から目を背ける訳にはいきません。 立ち向かうのか、流されるのか、逃げるのか、はたまた今までと同じ対応をするのか。 選択肢は自分自身にあります。 困難さを増した問題、その背景には多くの場合複雑さが隠れています。 この、複雑さがある世界、ご存じとは思いますが「複雑系」という言い方をします。 現代の困難を乗り越えるためには、自分が複雑系に関わるための知恵が必要になってきます。 今日ご紹介するのは、 まず、世界観を変えよ 田坂広志・著 副題は、 複雑系のマネジメント 田坂さんは、紹介の余地も無いほど有名ですね。 日本総合研究所を立ち上げられ、ソフィアバンクというシンクタンクを主宰しています。 多数の著書も有名です。 本書は、1997年に発刊された「複雑系の経営」の復刊となります。 私も経営者の末席に並んでいます。 日々の活動、そして経営とは通り一遍の考え方ややり方を続けるよりは、複雑にうごめく中を泳いでいるようにも感じています。 著者は、経営に取り組んでいる経営者にこそ複雑さを増す世界、つまり複雑系に対する考え方を「実用の知恵」として身につけた方が良い、と説いています。 その、実用の知恵のことを「複雑系の知」として7種類に分けて解説をしています。 なぜ、経営者が複雑系の知を身につけた方が良いか。 それは、法則、予測、分析、設計、管理 といった、今まで使っていた手法、考え方、感じ方、『今までのやり方が通じない』ような、単純な世界から複雑な世界になってきているからです。 そこで、これからの世界に取り組んでゆく、特に経営をするには、 まず、世界観を変えよ と説いています。 複雑系の知、7つの知恵は、 全体性の知、創発性の知、共鳴場の知、共鳴力の知、共進化の知、超進化の知、一回性の知 と命名されています。 特に印象深いのは、複雑系の世界では、 分析ではなく『洞察』が大切になる、 そのためには『観察』や『実践』で、ありのままの、非言語の知恵を受け取って洞察するのた大切 ということです。 他にも、目を見開かされることが満載です。 構造とプロセスに対する指摘も非常に興味深いところです。 部品の構造、組織構造などが例えば構造として意識できます。 これに対応するのは、製造プロセス、組織編成プロセスとも言えるでしょう。 良い部品を作るには、良い組織を作るには、つまりは良い構造を作るにはどうすれば良いか。 結論は、プロセスを良くするのが良いです。 良い作り方で、良いやり方で、うまくつくれる時間と人を費やすことです。 これが、良い流れをつくる、良いプロセスをつくるということです。 プロセスが光で構造は影、という表現をしていました。 複雑さの中を航海するための海図。 その概観図が本書です。 予測のつく計算ができる機械的な考え方が通用しない、と感じた人にはぴったりの本になります。 では、海図を見たとしてその後どうすれば良いでしょうか。 本書には書かれてはいませんが、例えば 全体性を知るには洞察が大切、そのためには実践時の工夫や右脳使った観察も良いでしょう。 創発性を高めるには、実践コミュニティの運営の手法を取り入れた自己組織化を図る手があります。 何より、考え方やビジョンを共にすることを大切にして、機械的な法則や管理に偏り過ぎないような考え方をするのが大切です。 まず、世界観を変えよ 機械的なものの見方から、生物的な複雑さを踏まえた物の見方をするということなのでしょう。 ------------ いろいろな本の紹介は ≪こちらのページ!!≫
by tomoharu_hikoda
| 2010-02-14 13:39
| 本
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