振り返りの第7回です。
振り返り、何かを振り返って活かす。
そのためには、振り返りる時間が必要です。
では、振り返りの時間、どの程度取れば良いでしょうか。
「こんなコトがあったね-。」「ここが反省点」といった感じで、1人で、もしくは数人で行うのであればものの数分で終わるでしょう。
ゴールは出来事と反省点だけを抽出、なのであれば振り返らないよりは良い効果を生みます。
但し、振り返りとしては浅いものになるでしょう。
一つの出来事に関して、深く振り返ると、小一時間はあっという間に過ぎてしまいます。
慣れてくると15分程度でも、かなり深い振り返りができます。
慣れてくると、と言いました。
と言うことは、慣れていなかったり、うまくいかないとどのようになるでしょうか。
1時間たっても、浅い振り返りとなってしまいます。
振り返りに時間は必要ですが、十分条件ではありません。
逆に、真面目に振り返って自分を変えようとするのであれば、次に間違いの行動を始めた瞬間、やっている瞬間に、振り返ったことが呼び覚まされます。
行動の直後や直前に振り返って、一瞬で振り返り完了です。
行動の直前に振り返ることができれば、間違いを起こさずにすみます。
事中に振り返ることができれば、間違いを軌道修正できます。
直後だと、間違いの被害を最小限にできるでしょう。
事後ずいぶん経った後だと、次の振り返りの時に思い出す材料となりました。
振り返りの時間とは、行動への変化(抑制や促進)のためへの思考・反応パターンを意識する練習時間のようにも解釈できます。
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