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歴史は好きな分野です。
それでも学生時代を思い出して、日本史 が好きだったかと言われると、、、、ちょっとつらいものがあります。
指定ではない山川出版社の教科書を手にしたような懐かしい記憶もあります。
社会人になると、いろいろな機会で歴史に裏打ちされた話題や出来事に出会うことも多くあります。
「もう少し歴史を知っておけば、、、」と思うこともしばしば。
今日紹介するのは、
日本社会の歴史 網野善彦・著
全3冊の日本の通史です。
但し、書名から判るように「日本社会」の歴史です。
XX年に何があった、というのもありますがそれだけではなく、日本という社会がどのように成り立って来ているか、に触れています。
教科書でよく見かける日本史と違うのは、地域差、そして漁労と狩猟文化でしょう。
日本の文化や制度的な浸透には地域や時間の差があることが幾度となく触れています。
奈良時代の大和朝廷の権威の及んでいたのは日本全国ではありません。
さらには、日本は平野の少ない国土です。海に囲まれており山々もあります。米文化だけが日本では無い、ということです。
こういった視点で見た日本史、実際の仕事にもボディブローのように効いてきます。
ダメージを受ける訳では無いので、変な表現になってしまいました。
本書をきっかけとして、自分の国の歴史を眺め直して、今の仕事などなどに活かす。(即、活かせないかもしれませんが)そのための基礎体力をつけるのに良い1冊、いや3冊です。
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