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自分の心の状態が判れば、もう少し人と上手にやりとりができそう。
相手の心の状態がわかれば、別の表現で伝えれば良かった。
こんなことを感じたことはありませんか。
心理学には多くの分野があります。
言葉などの「やりとり」に焦点をあてているのが
TA(Transactional Analysis):交流分析 です。
エゴグラムといった形のアセスメントで、ご存じかもしれません。
Pが親の心持ち、Cが子供の心持ち といったことが現在の心の状態のグラフとして出てきます。
エゴグラムはあくまでも心の状態を測る、アセスメントツールです。
人に対するやりとりの癖を判りたい、直したいと感じて来るかもしれません。
孤独よ、さようなら -母親離れの心理学- 国谷誠朗・著
この本、孤独、と母親 と出ているので、新卒社会人の方向けの親離れの本の様に見えます。
ところがさにあらず、
交流分析の基本をかみ砕いて説明している良書です。
自我状態の考え方、分析から始まって、対人関係の癖の把握、心理的なゲームの分析、はたまたTAの初級以上となる人生脚本の考え方まで判りやすく書かれています。
自身の心理状態や対人関係の癖を振り返ってみる手引きになるでしょう。
では、本の主題副題は何だったのでしょう。
私が感じたのは、
人間は一人でも無く、依存もせず、自立して協力してやってゆける。
そして、いくつになっても心理的に親離れするのが、自立への道
といった事です。
深く考えさせられる本です。
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