無差別に人を殺めたり、インターネットで犯行を予告するようなことが続いています。
一概にこれが原因ということは特定はできないかもしれません。
ただ、感じることはあります。
昔、ローマの皇帝がコミュニケーションに興味を持って
赤ん坊が最初に話す言葉は何かを探ろう
と、一切言葉がけをせずに赤ちゃんを養育したそうです。
話の筋はうろ覚えなのですが、その結果赤ちゃんは死んでしまったそうです。
また、アメリカの研究で衣食住に十分に気をつけて、言葉がけを少なくした子供と
衣食住環境は悪いながらも、非常に声掛けをして子供を育てる
という実験をしたことがあるそうです。
その結果、声がけをして育てた子供の方が、よく育ったということです。
蛇足ですが、川島隆太教授などの調査によると、直接の会話をしているとき、脳の前頭葉が非常に活発に活動するようです。
小さな頃からのコミュニケーション、と言うより多様で多量のコミュニケーションは人間が正常であるために必要なのだと感じます。
たとえて言うと、心が毛皮のようなものであって、問いかけそのものが起毛材なのかもしれません。様々な角度、様々な強さで毛をブラッシングすると毛皮本来の保温ができるようにも思えます。
問いかけ・やりとりが無いと、徐々に毛がべとっと寝てしまう感じでしょうか。