老子から、ちょっとイイ言葉を、、、、
無の用 (老子十一章)
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「戸ゆうを鑿(うが)ちてもって室を為る、その無に当たりて室の用あり」
という老子の言葉があります。
その意味とは、
戸や窓をつくって、壁や天井もつくって、部屋をつくる。部屋の内部がからっ
ぽで「無」であるから、部屋の働きをするのである。部屋のなかに、荷物をギッ
シリと詰め込んでしまうと、部屋としての用を足さない。
(「老子・荘子の言葉」より)
ということらしいです。
頭も心も、詰め込みすぎると働かなくなってしまう
人にとっては「完璧(完全)」に満たされた状態ではなく、少し余裕のある「ほ
どほど加減」が心地よいのでしょう。
そして心の中も常に「無」の状態でいれば、心穏やかに過ごす事ができるという
ことでしょうか。
う~ん、、、なかなか深いです。