他人と対話をしている時に、「
対立」が起こったことはありますか。
対立の前兆は「意見の違い」が見えてくることですね。意見の違いが出てきて「なんだかまずいな」とか「自分の主張は曲げない」ということが自分の頭の中に起こってきますね。
さて、他人と全く同じ考えを持つ人は、まずいません。
これから考えると、対話や会議をしている場面やファシリテーションを行っている場面で対立は大なり小なり必ず起こると考えられると思います。
これを状態遷移的に示すと、
Ⅰ「儀礼的な対話でお互いを知ろうとしている状態」→
Ⅱ「対立が判って対話している状態」→
Ⅲ「・・・・」
となります。
最後の「・・・・」ですが、「お互いが分かり合おう」という状態となれば、「建設的な対話を行っている状態」にまで行き着けます。もう少し模式化もできます。
そして、Ⅱを「対立状態」としましょう。
Ⅱからの遷移先は、実はⅠにも戻ってしまいますし、Ⅱで対立したまま終わってしまう時もあります。お互いを分かり合おうという状態になれば、建設的、創造的な対話ができます。
対立状態からお互いに分かり合うためには、例えば以下を意識すれば可能です。
・「感情」と「事実」を分ける。
・「コト」について話す。
そして何より「相手を判ろうとする」ことです。
他にもテクニック的なものもありますが、またの機会に触れたいと思います。
国際紛争といった場面でも、地道に対話することで対立が軽減されることも多いです。
ということで、対立についての解説にもチャレンジしていきます。
ファシリテーターの立ち位置や考え方、テクニック、、、と言うより考え方等に触れていきたいですね。