古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。
第七二弾、金子みすゞの詩から
鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい。
詩人の金子みすゞは、山口県出身の昭和5年に26才の若さで生涯を閉じた詩人です。
ACの「こだまでしょうか」でも有名になりましたね。
今回の言葉、次の詩からです。
私と小鳥と鈴と
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
不思議と心が動きます。
詩集が多く出版されています。
懐かしさや安心、ちょっとした寂しさ。
何かを取り戻せるようにも感じます。
みんながそれぞれ違うこと。
それはそれでいいんだよということ。
万言を尽くすよりも心に届くように思います。
今度山口に帰省したら記念館に足を運びたくなりました。
古典と言うにはまだ80年くらいしか経っていませんが、、、、
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